滋賀・日野町 大地堂(近江屋米店)

名神高速を車で一路、滋賀県蒲生郡日野町で小麦の栽培と製粉をされている廣瀬敬一郎さんの製粉所を訪ねた。

 

日野町で中田志穂さんの(現在お休み中)大地堂というパン屋さん、

そこで使われている小麦粉は、ドイツのディンケル小麦という品種で、お姉さんの夫・廣瀬敬一郎さんに頼み込んで栽培をして貰ったのが始まりとのこと。

 

志穂さんがドイツ滞在中に惚れ込んだディンケル小麦は古い種で日本では栽培されておらず、こうした外来種を日本に持ち込んで栽培するのはたやすい事ではなかったが、たまたま姉が専業農家を営んでいた敬一郎さんと結婚されたこと、敬一郎さんがそういう取り組みに柔軟な方だったこと、そんなことが重なって始まったディンケル小麦の栽培。

パン屋さんはお休みだが、現在は廣瀬さんが17haの畑で、ディンケル小麦、農林61号(小麦)、ライ麦等の生産と製粉を行っている。

 

そして、ドイツでオーダーした特注の石臼(玄武岩使用)2台で、全粒粉の生産をされている。

ディンケル小麦のパン・・・食べてみたかったが、

パンの方は妹さんがまた生産を再開されるまでの楽しみに、

今回は、自家栽培の農林61号の全粒粉を購入させていただいた。

農林61号というと昨年、「旭製粉」からロール製粉のものだったが

滋賀県産を分けていただいて何度も使わせていただいた。

あの美味しかった農林61号が、石臼挽きの全粒粉だとどうなるかが楽しみ。

以前から何度も廣瀬さんにはお電話で小麦の栽培のこと、製粉のこと

相談させていただきたくさんアドバイスしていただいている。

今日は、製粉機や製粉機の設置場所の空調について、製粉室を実際見せていただくことに。

今はしまっている大地堂で待ち合わせをして、近くの美味しいインド料理店で美味しいカレーを食べながらひとしきり小麦や小麦の栽培から農政のことまで話しは広がる、面白い。

 

そして、製麺場へ案内していただいた。

建物の中は六畳から十畳位のふた部屋が製粉室と保管庫なっている。

廣瀬さんは「これだけですか」とよく言われます・・・と言っておられてが、うちの製麺室や、これから何とかする製粉室からすると夢のように広い。

今後は麦の生産一本に絞り、麦の生産の可能性を更に追求してゆくとのこと。

小麦を植えると言っても、勝手に生やしているのを刈り取って小麦粉にしても、ホントにそれがうまいのか、その小麦の本当のうまさが活かせる栽培ができているのか、自家栽培している意味がある「栽培」をしなければ意味が無い。

そんなことを聞いて、まだ栽培というような状態ではない私の畑を思うのだった・・・

 

今朝の能勢・長谷の畑。

とにかく雑草をかじいてやらないと。

そして、追肥とか、赤カビ病の防除とか、

ホンマやったら色々やらんならんことがたくさんある。

当然毎年同じ畑で小麦を育てるのだったら、

ここの土が連作障害を起こさないように

緑肥とか(ほらレンゲを植えるとか、裏作に大豆を植えるとか)

いや、それは収穫の後でいいけど

防除をどうするのか早く決めないと。

 

そんなことも考えながら製粉の様子を見せていただく。

 

花崗岩でなく玄武岩を使ったドイツ製の特注の石臼。

気泡がたくさんあるので廻るほど空冷効果があり、

小麦の温度が上がりにくいと言う。

固い玄武岩で国産の石臼のように溝が刻んであり、

麺ですり潰すより温度も上がりにくいらしい。

石の面積も大きいので、回転もゆっくりですむ。

今回導入する予定のオーストリアの石臼とは色々違う点も有り

大変面白い。

新しく入れた2台目も慣らしが終わり

2台の石臼で生産量も大幅に増えるしメンテも容易になる。

私が注文した5キロの製粉も、あっという間に終了してしまった。

そうそう、土壁の内側に発砲スチロール等の断熱材をコンパネで挟んで内壁にし、3月から11月の間家庭用エアコンを付けっぱなしにしている。今使っているのは3台目でコロナの冷房専用の機種で8畳用とのこと。

最低温度は17度。4万円くらいだったので使い捨てのつもりで使っているという。真夏でも17度は維持できるし、後は入り口に全室があれば出入りの時に温度が上がるのを防げるとのこと。

 

やはり話しで聞いているのと実際見るのとでは情報量が違う。

栽培から製粉、希少な種を導入し栽培にチャレンジされることなど、今日は雨が降り出してかなわなかったが、今度は畑も見せていただければと思いながら帰路につきました。

 

川西からは高速で2時間ほど。結構遠かったけど行って良かったです。

廣瀬さんほんとうにありがとうございました。

at 22:49, ぐずら, 小麦づくり

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麦踏みの会〜種蒔きの巻

14日(月)雨が降ったり止んだりする中、

朝の7時から頑張って午後2時、ようやくすべての畝立て完了。

上もレーキできれいに整えて何とか11/21(月)種蒔きが出来そうだ。

←←←天気がよければね。

備中で掘り返し平鍬で土をあげ、レーキでならし、濡れては乾き濡れては乾き

腰が我慢できなくなってう〜んと腰を伸ばし振り返ると

紅葉の始まった能勢の山々に薄日が差す。

あ〜、なんてきれいな秋。

来週、21日の月曜日。

天気がよかったら種蒔きします。

見学したい人、種蒔きしてみたい人、景色のいい畑でのんびりしたい人。

何せ初めてなもので、何のお構いも出来ませんが、

興味あったら見においで。

おべんと食べに来るだけでもいいですよ。

絹う研の小麦、種蒔きから見ていきたいひと、やってみたい人。

麦踏み、草取り、麦刈り、脱穀色々これからやりますが、

都合のつくとき気軽にどうぞ。

 

麦踏み同好会〜種蒔きの巻

11/21(月)10時くらいから12時くらいまで。

・雨模様の時は中止。曖昧なときは日曜の晩つぶやきます。

・HPお知らせにもアップします。

・場所は大阪府豊能郡能勢町長谷857の近くの棚田。

来たい人電話下さい090-4291-0122所長

メールの人はこちら kinuuken@nguzu.net

・迎えにとかは行けません近くまで来たら電話下さい。

・一緒の人はなるべく乗り合わせ出来て下さい

・トイレは借りられます

・汚れてもいい服装、長靴、軍手、タオル、お弁当、お茶、座るとき下に敷くもの

・寒いかも知れないので注意

 

 

 

 

at 22:10, ぐずら, 小麦づくり

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11/14(月)小麦の種まきやります、天気良かったらね。

今年の三月に小野の小麦粉「ふくほの香」が品切れと言われた。

 

絹う研のうどんは「さぬきの夢(2009)」と小野の「ふくほの香」のブレンド。

それぞれの小麦のいいところを引き出して、絹う研でしか食べられない

うどん作りを追求してきた・・・つもりであるよ。

 

しかし、突然小麦ないです、来年までありません・・・と言われて、

そらもうびっくり。

 

小野市にすぐ行って、市役所やら窓口になっていただいている

「ぐるーぶトマト」さんと協議。

製粉所やJAなどにも骨を折っていただき、たつの産の小麦を急遽

回してもらうことになってほっと胸をなでおろしました。

 

改めて、小麦と小麦粉の生産、特に生産量の少ない国産小麦の生産と

小麦粉の供給は、それほど安定したものではないことを痛感しました。

 

この機会にと全国地粉の旅をはじめて、皆さんにも奈良、三重、

愛知、滋賀、岡山、福岡など全国各地の小麦をとりよせ、

安定供給していただいているさぬきの夢とのブレンドを味わっていただいた・・・無理やり??

 

さらに、今まで気になっていた製粉のことや全粒粉のうどんについて

青空Blueさんや讚くさん、手打ちうどん欅さん、一文字うどんさん、わだち草さんなど、

自家製粉、自家栽培をキーワードに、製粉所やタルマーリー・太陽堂などのパン屋さんも

問い合わせたり訪ねたりしまくった。

 

そして、製粉。

粉砕機・石臼・ロール製粉など、いろいろ検討した結果

製粉機を導入し、製粉をやろう。

製粉所の専門性はもちろん認めるけど、製麺する人が、

製粉のことを知って悪いことはないだろうし・・・いや、

やってみたいの。

 

そして、小麦も作りたい。

 

TPPが日本の国産小麦に大打撃を与える。

いや、TPPは小麦だけにとどまらず、

利権と金にまみれた政治家と官僚と企業が、

日本を売り渡そうとする売国的な制度だとホンマに怒っているのですが、

 

とにかく小麦の生産からやってみて、

うどんを丸ごと理解したい。

えっ、鰹節作るため船に乗るか?

昆布取りに行くか?

醤油作るか???(やろうと思ってるけど)

 

もちろんなんでも自分でやってしまおうとは思わないし、

それぞれの道を専門でやっている人たちを越えるとか勝負するとか

そんなこと考えてはいないけど、やってみたいやん。

 

そんなわけで今年から小麦を植えます。

来年は小麦の製粉をします(いや、する予定です)

 

 

場所は能勢の長谷。そうそう、うちのお米分けてもらっている

棚田の一部100平米程を使わせていただいて、生まれてはじめて農業します。

・・・・鍬買いました。

 

100平米小麦植えて、順調に収穫できても玄麦50〜30キロ。

順調に小麦粉にできても30〜20キロしかできない。

絹う研で一週間で使ってしまう量しか取れない。

でもやってみたいやん。

もしやってなんとか収穫できたら、人にも勧めてみたいし、

 

 

借りる畑は11/7(月)引き渡し・・・天気がうまくいったらね。

11/14(月)に種まいて、12月、1月、2月に麦踏みして、

春〜夏には草取りして、

麦刈りして干して脱穀して、精麦して製粉して小麦粉の出来上がり

 

なんや、簡単やん・・・ホンマか

 

「絹う研・麦踏みの会」募集します。

 

こんな景色見ながら、麦を育てませんか。

なんの得もないけど、面白そうと思える方、来られる時でいいから、気軽に見に来てね。

 

とりあえず、11/7に畑引き渡しを受けてから、種まきのこと、段取を詰めて、

何時から始めるか、場所はどこか、また告知します。

 

 

 

 

 

 

 

 

at 23:11, ぐずら, 小麦づくり

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